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テントのインナーマットは100均で十分?代用品と選び方

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テントのインナーマットは100均で十分?代用品と選び方

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キャンプの必需品ともいえるテントのインナーマットですが、専用品は意外と高価で、購入をためらってしまう方も少なくないでしょう。そんな時、多くの方が思いつくのが100円ショップのアイテムを使ったテント インナーマットの代用です。ダイソーのレジャーマット100円や、持ち運びに便利な折りたたみレジャーマット100均などは、手軽な選択肢として非常に魅力的です。

さらに、少し快適性を求めてダイソーのエアーマット200円を試してみたり、車中泊で活用できないかと考えたりするかもしれません。

しかし、いざ店舗に行ってみると、お目当てのダイソーキャンプマットが売ってない、あるいはダイソーレジャーマットの在庫がない、という事態に直面することもあります。そうなると、テントインナーマットとしてニトリの製品はどうなのか、という新たな疑問も湧いてきます。

この記事では、それらの疑問や悩みを全て解決し、100均アイテムを賢く活用して、コストを抑えながらも快適なキャンプ空間を作り出すための具体的な方法を徹底解説します。

この記事で分かる事

  • 100均で買えるインナーマット代用品の種類
  • 各商品のメリット・デメリットと賢い使い方
  • 在庫がない時の対処法やニトリ製品の活用法
  • コストを抑えて快適な空間を作る組み合わせ術

テントのインナーマット100均商品の実力と限界

テントのインナーマット100均商品の実力と限界

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  • まず知りたいテントインナーマット代用の基本
  • レジャーマットは100円で十分か?
  • 携帯性に優れた折りたたみレジャーマット100均
  • 少しリッチなエアーマット200円
  • レジャーマットで車中泊は快適?

まず知りたいテントインナーマット代用の基本

まず知りたいテントインナーマット代用の基本

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そもそもテントのインナーマットは、「地面の凹凸の緩和」「地面からの冷気や熱の遮断」「湿気対策」「テント本体の保護」という4つの重要な役割を担っています。これらの役割を理解することが、適切な代用品を選ぶ上での第一歩です。
結論から言えば、これらの役割は必ずしも高価な専用品でなければ果たせないわけではなく、身近なアイテムで十分に代用できます。

例えば、銀マットや家庭用のラグ、ヨガマット、あるいは複数のアイテムを組み合わせることで、快適なテント内環境を作り出すことが可能です。重要なのは、それぞれのアイテムが持つ特性(クッション性、断熱性、防水性など)を理解し、自分のキャンプスタイルや現地の状況に合わせて賢く選択・活用するという考え方です。

インナーマット代用の考え方

高価な専用品にこだわる必要はありません。それぞれのアイテムの長所と短所を把握し、工夫して組み合わせることで、コストを抑えつつ快適性を追求することが、賢いキャンプの楽しみ方の一つと言えるでしょう。

レジャーマットは100円で十分か?

レジャーマットは100円で十分か?

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「できるだけコストを抑えたい」と考えた時、真っ先に候補に挙がるのがダイソーの100円(税抜)レジャーシートです。このアイテムがインナーマットの代用として使えるかと問われれば、「条件付きで使えるが、単体での使用は推奨できない」というのが答えになります。

主なメリットは、言うまでもなくその圧倒的な安さと、テントのフロアを汚れから守るという点です。地面に直接荷物を置きたくない場合や、ラグの下に敷く防水シートとしての役割は十分に果たしてくれます。
しかし、インナーマットに求められる重要な機能であるクッション性と断熱性は、残念ながらほとんど期待できません。

100円レジャーマット単体使用の注意点

素材が薄いため、地面の石や木の根などの凹凸は直接体に伝わってしまいます。また、地面からの冷気や熱を遮断する効果も低く、特に春先や秋口のキャンプでは底冷えで快適に眠れない可能性があります。したがって、あくまで他のマットと組み合わせる際の補助的なアイテムとして捉えるのが賢明です。

例えば、ベースとして100円レジャーマットを敷き、その上に銀マットや厚手の毛布を重ねることで、初めて最低限の快適性が確保できるでしょう。

携帯性に優れた折りたたみレジャーマット100均

携帯性に優れた折りたたみレジャーマット100均

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100円ショップで見かけるもう一つの有力な選択肢が、アコーディオン式に折りたためるタイプのレジャーマットです。ダイソーでは550円(税込)などの価格帯で販売されていることが多く、厳密には100円ではありませんが、キャンプ用品としては非常に安価な部類に入ります。

このタイプの最大のメリットは、軽量でコンパクトに収納できる携帯性の高さです。パタパタと簡単に折りたため、付属の収納袋が付いているモデルも多いため、持ち運びが非常に楽です。設営・撤収に時間をかけたくない方や、ポップアップテントのように手軽さを重視するキャンプスタイルには最適と言えます。

表面に凹凸加工が施されているものが多く、ある程度の断熱性とクッション性も備えています。とはいえ、これ一枚で快適な睡眠が約束されるわけではありません。
前述の通り、本格的なキャンプ用マットと比較すると厚みや素材の密度で劣るため、地面のコンディションが悪い場所では硬さを感じるでしょう。快適な寝心地を追求するのであれば、インフレーターマットやコットと組み合わせるのがおすすめです。

少しリッチなエアーマット200円

少しリッチなエアーマット200円

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過去にダイソーでは200円(税抜)でエアーマットが販売されており、一部のキャンパーの間で話題になったことがあります。現在では常時見かける商品ではありませんが、もし見つけることができれば代用品の選択肢の一つになるかもしれません。

エアーマットのメリットは、空気の層によって生まれるクッション性の高さです。地面の凹凸を吸収し、レジャーシートや薄手のマットよりは快適な寝心地が期待できます。
しかし、100均のエアーマットには注意すべき点も多く存在します。

注意すべきデメリット

第一に、耐久性の問題です。鋭利な石や枝で穴が開いてしまう「パンク」のリスクは常に付きまといます。一度穴が開くと修復は難しく、使い物にならなくなってしまう可能性が高いです。第二に、空気を入れる手間がかかる点。ポンプが付属しているわけではないため、自力で膨らませる必要があります。そして第三に、断熱性は期待できないという点です。空気の層はクッションにはなりますが、外気の影響を受けやすいため、地面の冷気は伝わりやすいと考えた方が良いでしょう。

もし使用する場合は、下に銀マットなどを敷いて断熱性を補い、パンクのリスクを少しでも減らす工夫が必要です。過度な期待はせず、「お試し用」や「短時間の使用」と割り切って活用するのが無難かもしれません。

レジャーマットで車中泊は快適?

レジャーマットで車中泊は快適?

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手軽さから人気の車中泊ですが、その快適性は寝床のフラットさに大きく左右されます。ダイソーのレジャーマットを車中泊で活用できるかという点については、「工夫次第で使えるが、メインマットとしては力不足」と言えるでしょう。

多くの車種では、シートを倒しても完全なフラットにはならず、どうしても段差が生まれます。ダイソーのレジャーマットの厚みだけでは、この段差を完全に解消することは困難です。マットが薄いため、シートの硬さや凹凸が体に伝わり、快適な睡眠は難しいかもしれません。

しかし、補助的なアイテムとしては非常に有効です。例えば、以下のような組み合わせが考えられます。

組み合わせパターン 期待できる効果 ポイント
段差解消グッズ + レジャーマット + 寝袋 段差の緩和と若干のクッション性向上 まず段差を埋めることが最優先。レジャーマットは保護層としての役割。
レジャーマット + インフレーターマット + 寝袋 断熱性の向上と快適な寝心地 レジャーマット(特に銀マットタイプ)が下からの冷気を遮断し、メインのインフレーターマットの効果を高める。
レジャーマット + 厚手の毛布や布団 手軽な快適性アップ 家庭にあるものを活用するスタイル。レジャーマットが湿気や汚れを防ぐ。

このように、ダイソーのレジャーマットを車中泊で使う際は、あくまで「ベースレイヤー(最下層)」として、断熱・防汚の役割を担わせるのが最も効果的な使い方です。快適な寝心地は、その上に重ねるメインのマットに委ねるようにしましょう。

テントのインナーマット100均が見つからない時の選択肢

テントのインナーマット100均が見つからない時の選択肢

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  • ダイソーでキャンプマットが売ってない時の探し方
  • ダイソーレジャーマットの在庫を確認する方法
  • 100均マットの弱点を補う組み合わせ術
  • 選択肢としてのニトリ製品
  • まとめ:テントのインナーマットは100均で十分?代用品と選び方

ダイソーでキャンプマットが売ってない時の探し方

ダイソーキャンプマットが売ってない時の探し方

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「ダイソーに行ってみたけど、目当てのキャンプマットが売ってない…」ということは、残念ながらよくあります。特にSNSなどで話題になった商品は、すぐに品薄・品切れになってしまう傾向があります。

諦めてしまう前に、いくつか試せる探し方のコツがあります。

探し方のコツ①:ダイソーネットストアをチェック

まず確認したいのがダイソーの公式ネットストアです。実店舗では品切れでも、ネットストアには在庫がある場合があります。また、商品の正確な名称やJANコードを把握できるため、後の店舗への問い合わせにも役立ちます。

探し方のコツ②:大型店舗や郊外店を狙う

品揃えは店舗の規模に比例する傾向があります。都心部の小型店よりも、売り場面積の広い大型店舗や郊外の店舗の方が、キャンプ用品のコーナーが充実しており、在庫が見つかる可能性が高まります。

探し方のコツ③:入荷タイミングを尋ねる

どうしても欲しい商品がある場合は、店舗のスタッフに商品の取り寄せが可能か、次回の入荷予定はいつ頃かを尋ねてみるのも一つの手です。ただし、商品によっては取り寄せ不可の場合や、入荷が未定の場合もあるため、過度な期待は禁物です。

人気商品はまさに「出会い」。キャンプシーズンに入る前など、少し時期をずらして探しに行くと、意外とあっさり見つかることもあるかもしれませんね。

ダイソーレジャーマットの在庫を確認する方法

ダイソーレジャーマットの在庫を確認する方法

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店舗に足を運ぶ前に在庫の有無が確認できれば、無駄足を防ぐことができて効率的です。ダイソー商品の在庫を確認するには、主に2つの方法があります。

一つ目は、店舗に直接電話で問い合わせる方法です。この際、商品の正式名称と、可能であれば「JANコード(バーコード下の13桁の数字)」を伝えると、スタッフの方がスムーズに在庫を確認できます。JANコードは、前述の通りダイソーネットストアの商品ページで確認するのが最も確実です。

二つ目は、ダイソーネットストアで確認する方法です。ネットストアでは、各商品のページで在庫状況を確認できるほか、「店舗在庫検索」機能を使えば、指定した店舗に在庫があるかどうかを調べることが可能です。(※一部商品は対象外の場合があります)

在庫確認のポイント

  • 電話の場合: 欲しい商品の「正式名称」と「JANコード」を事前に調べておく。
  • ネットの場合: 「ダイソーネットストア」の商品ページや「店舗在庫検索」機能を活用する。

これらの方法を活用すれば、目当ての商品を探して何店舗もハシゴする…といった手間を省くことができます。

100均マットの弱点を補う組み合わせ術

100均マットの弱点を補う組み合わせ術

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これまで見てきたように、100均のマットは単体で使うにはクッション性や断熱性に不安が残ります。しかし、その最大の弱点は、複数のアイテムをレイヤリング(重ねる)することで劇的に改善することが可能です。

快適な寝床を作るための基本的な考え方は、「防水層」「断熱層」「クッション層」の3層構造を意識することです。

  1. 最下層(地面側):防水層
    地面からの湿気や汚れを防ぐ層。安価なブルーシートや100均のレジャーシートが最適です。テントのフロアを保護する役割も果たします。
  2. 中間層:断熱層
    地面からの冷気・熱を遮断する重要な層。ここで活躍するのが銀マットです。アルミ蒸着面が熱を反射し、テント内の温度を快適に保つのに大きく貢献します。
  3. 最上層(体側):クッション層
    寝心地や肌触りを左右する層。ここには、家庭用のラグやカーペット、厚手の毛布、あるいは快適性を追求してインフレーターマットなどを配置します。自分の好みや予算に合わせて選びましょう。

この3層構造はあくまで基本形です。夏場なら断熱層を省略したり、地面がきれいな芝生なら防水層を薄手のものにしたりと、季節やサイトの状況に応じて柔軟にアレンジするのもキャンプの醍醐味ですね。

このように、それぞれのアイテムの長所を活かして組み合わせることで、100均アイテムがベースでも、専用品に劣らない快適な空間を作り出すことができます。

選択肢としてのニトリ製品

選択肢としてのニトリ製品

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100均にこだわらず、もう少し予算を広げられるのであれば、生活用品店「ニトリ」の製品もインナーマットの代用品として非常に有力な選択肢となります。

キャンプ専用品ではありませんが、ニトリには代用可能なアイテムが豊富にあります。

ニトリの代用可能アイテム例

  • 厚手のラグ・カーペット: 高いクッション性と優れた肌触りが魅力。テント内を一気におしゃれな「お座敷スタイル」に変えることができます。
  • ジョイントマット: 必要な分だけ繋げて使えるため、テントのサイズにぴったり合わせることが可能。クッション性も高く、子供連れのファミリーキャンプに特におすすめです。
  • ヨガマット: クッション性に優れ、丸めてコンパクトに収納できるため持ち運びに便利。ソロキャンプなど荷物を減らしたい場合に重宝します。

ただし、これらのニトリ製品を代用する際には、キャンプ特有の環境を考慮した注意点もあります。

ニトリ製品を代用する際の注意点

家庭用のラグやカーペットの多くは、防水性や防汚性を備えていません。そのため、地面からの湿気で濡れてしまったり、汚れた際の手入れが大変だったりする可能性があります。また、キャンプ用品に比べて重く、収納サイズが大きくなりがちな点もデメリットです。
これらの弱点を補うためにも、下に防水性の高いレジャーシートや銀マットを敷くといった対策を併用するのがおすすめです。

まとめ:テントのインナーマットは100均で十分?代用品と選び方

記事のポイントをまとめます。

  • テントのインナーマットは専用品でなくても代用できる
  • 代用の目的は地面の凹凸緩和と断熱・防湿・テント保護
  • 100均アイテムは安価だが機能面では工夫が必要になる
  • ダイソーのレジャーマットは単体ではなく補助として使う
  • 携帯性ならアコーディオン式のマットが便利
  • エアーマットはクッション性があるが耐久性に注意する
  • 車中泊での使用は段差解消グッズとの併用が前提
  • 人気商品は品薄になりやすいため探し方にコツがいる
  • ダイソーネットストアや大型店舗は在庫発見の可能性が高い
  • 在庫確認は電話かネットストアの機能を活用すると効率的
  • 100均マットの弱点は複数アイテムの組み合わせで克服できる
  • 「防水」「断熱」「クッション」の3層構造が基本の考え方
  • 100均以外の選択肢としてニトリの製品も非常に有効
  • ニトリのラグやジョイントマットは快適性を高めてくれる
  • 代用品選びでは厚み・サイズ・収納性のバランスを考慮する

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