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キャンプじゃがバターの作り方!焚き火でのコツを解説

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キャンプじゃがバターの作り方!焚き火でのコツを解説

焚き火ノート・イメージ

キャンプやバーベキューの定番メニューといえば、アツアツでホクホクのじゃがバター

しかし、いざ作ろうとすると「バーベキューでのじゃがバターの下ごしらえはどうすればいいの?」「前日に下ごしらえはできる?」「キャンプでじゃがバターを焚き火で作る際の時間は?」など、多くの疑問が浮かびますよね。

特に、じゃがバターを美味しく仕上げるためのアルミホイルの包み方や、バーベキューでじゃがバターを焼く際にアルミホイルをどう使うかは重要なポイントです。

この記事では、じゃがバターを焚き火に入れるタイミングや、新聞紙なしで美味しく作る方法まで、あなたの疑問をすべて解決します。

この記事で分かる事

  • じゃがバターに最適なじゃがいもの種類と選び方
  • 電子レンジを使った時短下ごしらえと、当日に生から焼く方法
  • 焚き火や炭火で失敗しないための火加減と焼き時間の目安
  • 定番から意外なものまで、じゃがバターがもっと楽しくなるアレンジレシピ

 

キャンプじゃがバターの基本|準備と作り方

キャンプじゃがバターの基本|準備と作り方

焚き火ノート・イメージ

  • おすすめのじゃがいもの種類
  • 下ごしらえ方法
  • 前日に下ごしらえ
  • 失敗しないアルミホイル包み方
  • 新聞紙なしで作る

おすすめのじゃがいもの種類

おすすめのじゃがいもの種類

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じゃがバターを最高に美味しく作るための第一歩は、じゃがいも選びから始まります。じゃがいもには様々な品種があり、それぞれ食感や味わいが異なります。ここでは、特におすすめの3種類のじゃがいもとその特徴を解説します。

結論から言うと、ホクホク感を楽しみたいなら「男爵」、しっとり感が好きなら「メークイン」がおすすめです。

品種名 特徴 食感 おすすめの理由
男爵いも 丸くてゴツゴツした見た目。でんぷん質が多く、粉を吹きやすい。 ホクホク系 加熱するとホクホクとした食感が際立ち、バターとの絡みが抜群です。「これぞ、じゃがバター!」という王道の味を楽しめます。
メークイン 卵型で表面がなめらか。煮崩れしにくく、粘り気がある。 ねっとり・しっとり系 きめが細かく、なめらかな口当たりが特徴です。型崩れしにくいため扱いやすく、お子様でも食べやすいじゃがバターに仕上がります。
新じゃが 春先に出回る、収穫したてのじゃがいも。(品種名ではない) みずみずしい 皮が非常に薄く、そのまま食べられるのが最大の魅力。皮ごと調理することで、じゃがいも本来の風味とバターの香りを存分に楽しめます。

どの品種を選ぶか迷ったら、まずは定番の「男爵いも」から試してみるのがおすすめです。期待通りのホクホク感に、きっと満足できるはずですよ。

下ごしらえ方法

下ごしらえ方法

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バーベキュー当日にじゃがバターをスムーズに作るためには、下ごしらえが非常に重要です。下ごしらえには、大きく分けて2つの方法があります。

それは、「①前日や自宅で加熱しておく方法」「②当日に現地で生から焼く方法」です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のキャンプスタイルに合った方法を選びましょう。

方法①:事前に加熱しておく(時短派におすすめ)

この方法は、自宅の電子レンジでじゃがいもにある程度火を通しておくやり方です。最大のメリットは、バーベキュー当日の調理時間を大幅に短縮できる点です。現地では温めるだけなので、他の料理と並行して手軽に作れます。

事前に加熱しておくメリット

当日の作業が「温めるだけ」になるため、調理の負担が格段に減ります。特に、品数多く作りたい場合や、小さなお子様がいて目が離せない状況では、この時短効果は非常に大きいです。

方法②:現地で生から焼く(本格派におすすめ)

一方、じゃがいもを洗うだけで、加熱せずに現地へ持っていく方法もあります。時間はかかりますが、炭火や焚き火でじっくりと火を通すことで、じゃがいもの甘みが最大限に引き出され、格別の美味しさを味わえます。アウトドア料理の醍醐味を楽しみたい方におすすめです。

生から焼く場合の注意点

この方法の場合、焼き上がりに1時間近くかかることもあります。そのため、バーベキューを開始したら、できるだけ早い段階で火に入れておくのが成功の秘訣です。お腹が空いてから作り始めると、待ちきれない…なんてことになりかねません。

前日に下ごしらえ

前日に下ごしらえ

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前述の通り、バーベキューのじゃがバターは前日に下ごしらえをしておくと当日が非常に楽になります。ここでは、最も手軽な電子レンジを使った具体的な下ごしらえの手順を解説します。

この手順で準備しておけば、キャンプ当日はクーラーボックスから取り出してグリルに乗せるだけです。

【前日の下ごしらえ手順】

  1. じゃがいもをきれいに水で洗い、芽があれば必ず取り除きます。皮が気になる方は剥いても構いませんが、皮付きのほうが風味豊かに仕上がります。
  2. 濡らしたキッチンペーパーでじゃがいもをしっかりと包みます。水分を保ったまま加熱することで、パサつかずしっとりと仕上がります。
  3. その上からふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分ほど加熱します。
  4. 一度取り出して上下を返し、さらに2分ほど加熱します。竹串などを刺してみて、スッと通ればOKです。硬い場合は30秒ずつ追加で加熱してください。
  5. 加熱後はラップを外して粗熱を取ります。熱いまま包むと傷みの原因になるため、しっかり冷ますのがポイントです。
  6. 冷めたらアルミホイルで包み、冷蔵庫で保管します。

芽の処理に関する注意

じゃがいもの芽や緑色に変色した皮には、「ソラニン」や「チャコニン」という天然の毒素が含まれていることがあります。これらを摂取すると、吐き気や腹痛などの症状を引き起こす可能性があるため、調理前には必ず芽とその根元をしっかりとくり抜いて除去してください。(参照:農林水産省公式サイト)

失敗しないアルミホイル包み方

失敗しないアルミホイル包み方

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じゃがバター作りにおいて、アルミホイルの包み方は美味しさを左右する非常に重要な工程です。正しく包むことで熱が効率的に伝わり、じゃがいもがふっくらジューシーに仕上がります。

最大のポイントは、「濡らしたキッチンペーパー」でじゃがいもを先に包むことです。これにより、じゃがいもの水分が逃げるのを防ぎ、「焼く」のではなく「蒸し焼き」の状態を作り出すことができます。

【アルミホイルの包み方】

  1. よく洗ったじゃがいもの水気を軽く拭き取ります。
  2. キッチンペーパーを2〜3枚重ねて水で濡らし、軽く絞ります。
  3. その濡れたキッチンペーパーで、じゃがいも全体を隙間なくぴったりと包みます。
  4. 最後に、アルミホイルで②をさらに包みます。この時、アルミホイルは二重に巻くと、熱で破れにくくなり、保温効果も高まるのでおすすめです。

なぜ濡れたペーパーで包むかって?それは、じゃがいも自身の水分だけで加熱するとパサパサになってしまうからです。外から水分を補ってあげることで、まるで蒸し器を使ったかのように、しっとりホクホクの食感が生まれるんですよ!

新聞紙なしで作る

新聞紙なしで作る

焚き火ノート・イメージ

昔ながらの方法として、濡らした新聞紙でじゃがいもを包むやり方を聞いたことがあるかもしれません。しかし、現在は衛生面やインクの問題から、新聞紙の使用はあまり推奨されていません

結論として、新聞紙なしでも、前述の「濡らしたキッチンペーパー」を使えば全く問題ありません。むしろ、キッチンペーパーの方が手軽で衛生的であり、同様の蒸し焼き効果を得ることができます。

もし、より保温性を高めたい場合は、キッチンペーパーで包んだ後、アルミホイルで二重、三重にしっかりと包むことで十分に対応可能です。安全で美味しいじゃがバターを作るために、ぜひキッチンペーパーを活用してください。

キャンプでじゃがバターを焚き火で美味しく焼くコツ

キャンプでじゃがバターを焚き火で美味しく焼くコツ

焚き火ノート・イメージ

  • 焚き火で楽しむ
  • バーベキューのじゃがバターはアルミホイルで
  • アルミホイルごと焚き火へ投入
  • じゃがバターが焼ける焚き火の時間と目安
  • アレンジレシピで楽しさ倍増
  • まとめ:絶品キャンプじゃがバターを作ろう

焚き火で楽しむ

焚き火で楽しむ

焚き火ノート・イメージ

キャンプの夜、揺らめく炎を眺めながら焚き火でじゃがバターを作る時間は、まさに至福のひとときです。バーベキューグリルの網の上で焼くのとは一味違った、ワイルドで香ばしい風味が楽しめます。

焚き火で作る最大のコツは、燃え盛る炎の中に入れるのではなく、「熾火(おきび)」をうまく利用することです。熾火とは、薪が燃え尽きる手前の、炎が収まって赤く光っている状態の炭のこと。この安定した熱でじっくりと加熱することで、じゃがいもが黒焦げになるのを防ぎ、中まで均一に火を通すことができます。

焚き火の醍醐味は、この「火を育てる」感覚にあります。薪をくべて炎を楽しみ、火が落ち着いてきたらじゃがいもを投入する…。このゆったりとした時間の流れこそ、最高の調味料になりますよ。

バーベキューのじゃがバターはアルミホイルで

バーベキューのじゃがバターはアルミホイルで

焚き火ノート・イメージ

前述の通り、バーベキューでじゃがバターを作る際、アルミホイルは必須アイテムです。アルミホイルで包むことで、直火による焦げ付きを防ぎ、じゃがいも内部の水分を保ちながらじっくりと加熱することができます。

炭火や焚き火の中に直接入れる場合、アルミホイルが熱で溶けたり破れたりしないか心配になるかもしれませんが、二重にしっかりと包んでおけば大丈夫です。むしろ、この「アルミホイルごと火の中に入れる」という調理法こそが、じゃがバターを美味しくする秘訣なのです。

アルミホイルごと焚き火へ投入

アルミホイルごと焚き火へ投入

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アルミホイルで包んだじゃがいもを、いよいよ焚き火へ投入します。ここで最も重要なポイントは、投入する場所です。

絶対に、炎が激しく上がっている場所には入れないでください。表面だけが真っ黒に焦げ、中は生のまま…という最悪の結果につながります。狙うべきは、焚き火台やコンロの端の方にある、比較的火力が穏やかな熾火のエリアです。

熾火の中にそっと置くか、熾火でじゃがいもを軽く覆うようにして、「低温でじっくり」加熱するイメージを持ちましょう。こうすることで、じゃがいものでんぷんが糖に変わり、甘みが最大限に引き出されます。

火傷に注意!

焚き火に投入したり、取り出したりする際は、必ず耐熱グローブを着用し、火ばさみ(トング)を使用してください。アルミホイルは非常に高温になっており、素手で触ると大火傷をする危険があります。

じゃがバターが焼ける焚き火の時間と目安

じゃがバターが焼ける焚き火の時間と目安

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じゃがバターが美味しく焼けるかどうかは、焼き時間にかかっています。短すぎれば生煮えで、長すぎれば焦げてしまうため、適切な時間を見極めることが重要です。

生のじゃがいもから作る場合、火加減やじゃがいもの大きさにもよりますが、焼き時間の目安は約40分~60分です。かなり時間がかかるため、忘れないようにタイマーをセットしておくことを強くおすすめします。

焼き加減の確認方法

時間が経ったら、焼き加減を確認します。一番確実な方法は、軍手などをした上から、アルミホイルごと竹串や金串を刺してみることです。スッと抵抗なく中心まで串が通れば、中までしっかり火が通っている証拠です。もし硬い感触があれば、もう少し時間を追加して加熱しましょう。

美味しく焼くためのひと手間

約15〜20分ごとに、火ばさみでじゃがいもを転がして向きを変えてあげましょう。こうすることで、全体に均一に熱が入り、焼きムラを防ぐことができます。

アレンジレシピで楽しさ倍増

アレンジレシピで楽しさ倍増

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シンプルな塩とバターだけでも絶品ですが、じゃがバターはアレンジの幅が非常に広いのも魅力です。トッピングを少し変えるだけで、全く違う味わいになります。ここでは、特におすすめのアレンジレシピをいくつかご紹介します。

王道アレンジ:明太バター

バターと明太子の組み合わせは、まさに鉄板。ピリ辛の明太子とバターのコクが、ホクホクのじゃがいもに絡んで食欲をそそります。チューブタイプの明太子を持って行くと手軽で便利です。

子どもに大人気:チーズコーンバター

十字に切り込みを入れたじゃがいもに、バター、コーン、そしてとろけるチーズを乗せて再度アルミホイルで包み、チーズが溶けるまで軽く温めます。甘いコーンと塩気の効いたチーズが絶妙なバランスです。

お酒のつまみに:塩辛バター

大人向けのアレンジとして絶大な人気を誇るのが塩辛です。イカの塩辛が持つ濃厚な旨味と塩気が、じゃがいもの甘みとバターの風味と驚くほどマッチします。日本酒や焼酎との相性は最高です。

おしゃれな一品:アンチョビバター

アンチョビの独特な塩気と風味は、じゃがバターをまるでイタリアンのような一品に変えてくれます。刻んだアンチョビをバターと一緒に乗せるだけ。ワインが飲みたくなる、おしゃれな味わいです。

他にも、醤油をたらして「醤油バター」、青のりをかけて「のり塩風」、いぶりがっこタルタルソースを乗せても美味しいですよ!色々なトッピングを持っていって、みんなで味見するのもキャンプの楽しみ方の一つですね。

まとめ:キャンプじゃがバターの作り方!焚き火でのコツを解説

記事のポイントをまとめます。

  • じゃがバター作りはじゃがいも選びから始まる
  • ホクホク食感なら男爵いもが最適
  • しっとり食感が好きならメークインを選ぶ
  • 皮ごと楽しむなら春先の新じゃががおすすめ
  • 当日の時短を狙うなら前日のレンジ下ごしらえが便利
  • アウトドアの醍醐味を味わうなら生からじっくり焼く
  • じゃがいもの芽には毒素があるため必ず取り除く
  • 美味しさの秘訣は濡らしたキッチンペーパーで包むこと
  • アルミホイルは二重に巻くと破れにくく保温性もアップ
  • 新聞紙は使わずキッチンペーパーで代用する
  • 焚き火調理のコツは熾火を使い低温でじっくり焼くこと
  • 燃え盛る炎の中に直接投入するのは避ける
  • 生のじゃがいもからの焼き時間は40分から60分が目安
  • 15分ごとに転がして焼きムラを防ぐ
  • 竹串がスッと通れば焼き上がりのサイン
  • 定番の塩バター以外にもアレンジは無限大

 

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